主なものとしてはお口全体のレントゲン写真(パノラマ写真)と、小さな歯のレントゲン写真があります。パノラマ写真はお口全体の病気(歯周病など)を診たりするのに使います。また、はぐきの中にある智歯(親知らず)の状態などもよくわかり、骨の中の病気が発見できたり、顎の関節、上顎洞(鼻の横の空洞)なども診ることができますので大局的な診察を行う場合や治療計画を立てる際に有効です。 ただ、パノラマ写真は小さな歯のレントゲン写真ほど鮮明に写らないという特性があり、特に前歯ははっきり写らない場合が多いです。ですから、小さなむし歯などは発見しにくく、実際に一本一本の歯を治療するためには、パノラマ写真と併用して小さなレントゲン写真が必要となります。
よくある質問
FAQ
私たちがお答えします
レントゲン撮影の影響はありますか?
レントゲンの撮影などで浴びる放射線の量は日常生活している時に浴びている量よりかなり少なくなっていますが、放射線を浴びるのが少ないに越した事はないでしょう。歯科では診断のためレントゲンを撮影する必要が出てきます。できるだけ皆さんの負担を軽減するため、当院ではさらに従来の1/10というデジタルレントゲンを使用しています。 また、じゃぁ、実際放射線量は実際どのぐらいの量なんだという処なのですが健康診断で胸の画像を撮ることがあると思います。その画像の大体200の1以下だとお考えください。 元々、歯科における放射線量は医科に比べかなり少ないと言えます。
なぜ治療するのに何回も通う必要があるのですか?
むし歯の場合見つかるのが早ければ1回~2回で詰めて終われる事が多いと思います。むし歯が進行していて神経まで感染していたりすると根の中を掃除する必要が出てきますので、回数が必要になってきます。むし歯は初期では痛みなどの症状が出にくいので、症状が出てからでは神経が悪くなっている可能性が高くなりますから、注意が必要です。歯周病の治療も同じで、歯石のつき方や歯ぐきの状態によりクリーニングの回数が変わってきますし、定期的なクリーニングの間隔も変わります。
治療した歯(かぶせもの等)はまたむし歯になりますか?
かぶせ物や詰めものの下は本物の歯ですので、再びむし歯になる可能性はあります。また、治療が必要であった歯というのは、汚れが残りやすいなどの問題が出やすい場所である事が多く、そのためかぶせ物などの人工物が入った後はより気をつけなくてはいけない場所だといえます。
注射は痛いですか?
麻酔の時の注射の痛みには、大きく分けると針を刺すときの痛みと液が入るときの痛みがあります。当院では、針を刺すときの痛みには表面麻酔を塗ったり、針のない麻酔器を使用しています。液が入るときの痛みは液の温度を体温近くに暖め、コンピュータ制御の麻酔器を使用していますので、痛みを感じません。
むし歯はどうしてできるのですか?
日本人の約90%以上がむし歯にかかっています。むし歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク:細菌のかたまり)に、むし歯をつくるミュータンス菌が住みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これがむし歯のはじまりです。むし歯は誰でもかかっているために軽くみられがちですが、再石灰化が不可能なレベルに達したむし歯は自然のままでは元には戻りません。治療を受け、それ以上進行しないようにするしか、歯を守る方法はありません。
歯がしみるのですが、むし歯ですか?
歯がしみる場合まず一つはむし歯の場合です。むし歯が出来て歯に穴が開くと、そこから神経に刺激が行くようになりしみるようになります。もう一つは歯ぐきが下がるなどして歯の根が露出してきたり、また歯がえぐれてきて神経が外に近くなることによってしみてくるような、知覚過敏というものがあります。 しみるから即むし歯というわけではありません。
「歯の神経を抜く」とはどういうことですか?
歯の中には血管や神経が入っている歯髄というものがあります。この歯髄がむし歯などで感染したり炎症を起こしてしまうと、取って歯の中の掃除が必要になってくる場合があります。これを一般的に「神経を抜く」と言っています。神経がなくなると、もしまたむし歯になった時に歯自体には痛みなどの症状が出なくなるため発見が遅くなったり、血管がなくなると、歯に栄養が行かなくなるため歯が弱くなっていき、色も黒ずんでいきます。 強い炎症や感染症などを起こしてしまっている場合には歯髄を取らざるを得ませんので、むし歯が進行する前に早めに治療することが必要だと思います。
なぜ「歯を抜かない」「歯を削らない」治療法が良いと言われるのでしょうか?
皆さんが歯を失う工程で多いのは、最初虫歯ができます。直します。また、詰め物の下で虫歯が再発します。何回か繰り返していくうちに神経をとらなくてはいけない状況になります。そして、神経がなくなってしまった歯は脆くなりゆくゆくは割れたり折れたりしてしますのです。そして、歯を抜くことになるというわけです。そこで、また、抜いたまま放置します。1本2本歯が無くなっただけでは人間は食事ができる出来ないでいえばできるのです。しかし歯の本数は減っても、噛む力は変わらない。それでも負担するのは残った歯で負担をしなくてはいけないのです。そうすると、今まで健康であった歯も大きな負担に耐えられなくなり、虫歯でもないのにドミノ式のようにダメになってしますのです。この悪い循環をなくすためにも「抜かない」「削らない」というのがとても大切になってきます。
神経を抜いた歯が痛いのですが。
神経を抜く治療は歯の根っこの先で神経を切りますが、歯の周りにはまだ神経があるため、歯の周りに炎症が起こったり、化膿したりすると、歯に痛みが起こることがあります。
妊娠すると虫歯になりやすいって本当でしょうか?
妊娠中は女性ホルモンの影響を受けたり、つわりでブラッシングが不十分になったりする為に、歯肉の炎症を引き起こしやすい環境になります。基本的には口腔清掃と歯石除去により改善されます。
年を取ると虫歯になりやすいのでしょうか?
年をとると歯根が露出してくることが多くなります。歯根はやわらかいので虫歯になりやすいです。また年をとると高血圧や糖尿病になると唾液が少なくなります。唾液が少なくなると自浄作用が働か無くなり虫歯になりやすくなります。そういった意味では老人特有の虫歯と言えるかもしれません。
詰め物が取れてしまいました。どうすればよいでしょうか?
詰め物が取れた原因としては大きく分けて2つ考えられます。1つは詰め物と歯を繋げていた接着剤が弱くなり取れてしまった。この場合はそのまま、付け直せることが多いです。2つ目は中で虫歯になってしまったために取れてしまった。この場合は虫歯治療を行ったうえ、かぶせものの作り直しが必要になります。どのみち、早めに歯医者さんに行かれることをお勧めします。
痛みに弱いので、治療が怖いのですか…
当院ではそういった悩みをお持ちの方が多いです。我々は痛みのない治療を行うプロフェッショナルです安心してお任せください。
親知らずが虫歯になると、治療は大変なのでしょうか?
親不知の治療はどうしても器具が入りづらかったりするところなので治療自体が不確実なものになることが多いのが現実です。
神経を抜いて困ることはないのでしょうか?
神経を抜くと冷たいものがしみたりすることは確かになくなりますが、神経のある歯に比べると弱くなり折れたり割れたりすることが多くなります。また、時間がたってくると根の先に悪いバイ菌がたまってきて痛みを引き起こす場合があります。その場合は根の再治療になります。
歯になりやすいのですが、歯を磨く以外で予防法はないですか?
歯磨きと虫歯は関係があります。しかし、歯磨き以外の虫歯になりやすさの原因にも影響を受けるので、歯磨きをしなくても虫歯にならない人もいれば、歯磨きをしていても虫歯になるという人もいます。歯磨きをしても虫歯になるという人は、次のことをチェックしてください。 1.ただしくみがけているでしょうか? 歯の真ん中ではなく、歯茎との境目や噛み合わせの溝の中など隅々まで磨くよう心掛けてください。磨き残しがないかを確認するためにプラークを赤く染めだす染色液を使うのも良いと思います。 2.フロスを使っていますか? 歯と歯の間のプラークはフロスでないと取れません。幼児にも使えるホルダー付のフロスもあります。フロスの使い方を歯医者さんで教えてもらってください。 3.フッ素をりようしていますか? フッ素は歯質を強化し、虫歯菌の酸産生能を抑えます。フッ素入りの歯磨き粉を使用したり。定期的に歯医者さんでのフッ素塗布をお勧めします。 4.甘いものを多く食べていませんか? お子さんが自分で買ってに食べていませんか?幼児期はお母様が食べる量を管理するようにしてください。どうしても甘いのを欲しがる場合にはキシリトール入りのような代替甘味料のものを食べさせるのも効果的だと思います。 5.だらだら食べをしていませんか? あまり甘くない食べ物でも。だらだら食べることも問題になります。テレビを見ながら、あるいは遊びながらスナック菓子を食べ続けることは危険です。
甘いものは虫歯になると聞きますが、甘いものが好きなのでどうすればよいですか?
甘いものだけでは虫歯にならないので、寝る前にはきちんと歯を磨く、フッ素を使うなど、他のカリエスリスクとなる要因を減らし、甘いものを食べるときには、だらだら食べるのではなく、時間を決めて食べるようにしてください。また、おやつの後、歯磨きをするか、キシリトール入りのお菓子屋やガムを食べることで虫歯のリスクを抑えることができます。しかし、甘いものばかりを食べすぎると、全身の健康、発育のためにも望ましくないので、少しずつ減らしていったほうがよいと思います。
乳歯の虫歯は永久歯にも影響するのでしょうか?
たまに、「うちの子は今は虫歯だらけだけど、結局これって抜け替わっちゃう歯だから大丈夫でしょ!」という方がいます。乳歯の神経を抜いたり、歯を大きく削ることで永久歯に何か大きな障害がでることはありませんが乳歯の段階で虫歯が多いということは口腔内の細菌量が多いということになります。私の経験上、乳歯において虫歯が多くて永久歯に代わってから歯ブラシを頑張って虫歯が全然ありませんという方はみたことがありません。虫歯菌からしたら結局、乳歯が抜けても永久歯に引っ越すだけなので簡単に虫歯になってしまうのです。しかも、萌えたばかりの永久歯は大人の歯ではありますが成熟しきっていない歯なので虫歯になりやすいのです。なので、なにごとも乳歯の段階で早めに虫歯治療を行って、永久歯に代わる前に治療を終わらせておくのがよいと思います。
虫歯のなりやすさは遺伝するのでしょうか?
兄弟の上の子は虫歯が全然ないのに下の子は虫歯になってしまったという話を聞きます。兄弟間でも虫歯のなりやすさは異なります。また、一般的には下の子は、上のこと一緒に早い時期から甘いものを食べ始める場合が多いので虫歯になりやすいと言われています。
寝る前に、お茶を飲ませますが夜中にむし歯になりやすいですか?
お茶にはフッ素やポリフェノールが含まれているので、虫歯予防の一助になります。
幼稚園の検診で虫歯と言われて、歯科医院に行くと、虫歯ではないといわれました。なぜ、診断がちがうのですか?
集団検診では、照明が暗い、歯面の乾燥が十分に行えない、検診の姿勢が座位、など、診察条件が歯科医院のようによくはありません。虫歯を見落とさないように検診を行おうとすると、やむおえず質問のような結果になる場合があることをご理解いただければ幸いです。検診ではチェックを受け、歯科医院でより正確な診察を受けるという体制であることをご理解ください。また、逆の場合もあります。検診で虫歯がないと言われたのに歯科医院では虫歯あるという診断が出た。これは、もっともよくないことなので、集団検診ばかりに頼るのも問題だと思います。
子供の歯ぎしりが気になる…
歯ぎしりする子は多いです。ほとんどの場合、一時的なものなので経過観察でよいと思います。歯が削れて来て、噛むと痛い、冷みるなどの症状があれば歯科医院で見てもらったほうがよいと思います。
歯磨きを嫌がるので、しっかり磨けません。どうすれば良いのでしょうか?
まず、ご両親様の歯磨きの技術の向上を図ってください。力が入りすぎて、歯肉に強く当ててしまっていないか、歯ブラシを持っちない方の手に力が入りすぎてないかなどを確認して下さい。次は、悲痛な義務感から歯磨きをさせるのではなく、楽しい雰囲気つくりを考えましょう。まず、ご両親様達が歯磨きを楽しそうにして、そして、夫婦や兄弟で、楽しそうに、寝かせ磨きごっこをするのもよいかもしれません。楽しそうにしていれば、子供は必ず参加してきます。急に、完璧な歯磨きを望むのではなく、部分的にできれば褒めてあげるなどを繰り返し、ゆっくり日課として習慣化していくようにしてください。上手くいかないときは、歯磨き以外の点に気をつけてカリエスリスクを下げるようにしながらゆっくり進めてください。
乳歯のときの歯ブラシはどんなものが良いのでしょうか?
ブラシの部分が小さめで、毛の硬さがふつう~硬めの歯ブラシを選ぶようにしてください。毛先が広がったら交換してください。1か月に1度が目安です。また、清潔に保つことも大切です。
歯磨き剤はどのようなものを使った方がよいでしょうか?
特に使わなくてもよろしいかと思います。フッ素のジェルが市販されていましたのでわたしは自分の子供には仕上げ磨きの時に使っていました。
キシリトールガムは虫歯の予防になるのでしょうか?
なると言えばなりますが虫歯の予防には食生活と歯磨きの習慣の影響が大きいと思います。キシリトールガムを噛めば虫歯にならない、なんてことはありません。
親子で一緒に治療を受けたいのですが、可能でしょうか?
可能です。
子どもの歯の生え始めに虫歯菌が母親から感染すると聞きましたが本当ですか?
虫歯は感染症であるため、母親に限らずカリエスリスクの高い養育者が同じスプーンを使ったり、 口移しで与えたりすることが習慣的に行われると感染すると言われています。
いつ歯磨きをすればよいですか?
毎食後なるべく早く磨くのが理想的ではありますが、なかなか難しいと思われます。寝ている間は唾液の分泌が少なくなり虫歯になりやすいので、寝る前の歯磨きが最も重要です。