私たちがお答えします

この治療法でどんな効果が出るの?

この治療法を受けた患者さんは大変驚かれる方が多いです。 「歯のぐらつきがなくなった」「口の粘つき、出血が止まった」 もう一度、言います。 この、歯周内科除菌治療を行うことで、従来の歯周病菌の量のコントロールだけでなく質のコントロールも両方を行うことで、今までなら抜かなくてはいけなかった歯も残せるようになるのです。

歯周病菌はどこからくるの?

生まれた時には人間は歯周病菌 虫歯菌は口の中にはいません。100%人から移ってくるものなのです。どうしても、家族の方や、パートナーの方同士ですと、食事の時に、同じお皿や、コップを共有することもあるでしょう。そういったことでお互い菌を移しあっている状態かもしれません。そこでわれわれがお勧めしているのはこの除菌治療を家族単位 パートナー単位で治療を受けてほしいということです。結局、片方が除菌治療を行ってももう片方に菌がいれば簡単に再感染してしまいます。

どのくらいの間隔で除菌治療を行ったほうがいいんですか?

カビ菌は口腔内常在菌といってお口の中に必ず存在する菌です。徹底的にやっつけても二度と菌が舞い戻ってこないものではないのです。ですから、毎日の歯磨きと歯科医院における定期的なプロフェッショナルクリーニングが大切になります。カビ菌が増えると、また歯周病菌の快適な住処になるので歯周病菌が再感染しやすくなってしまいます。当院では、3か月ごとに菌のチェックは行います。多くなっているようであれば再治療を行います。平均的には1~2年おきに行っていくことが好ましいと考えます。

歯垢と歯石の違いは?

爪で歯を引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。これが歯垢(しこう、プラーク)です。歯垢は食べかすや歯の垢(あか)ではなく、細菌の塊です。1mgの歯垢にはおよそ300種類、数億~10億個!もの細菌が棲みついています。唾液の成分から薄い透明な膜がつくられ歯の表面をおおいます。この、膜は病的なものではなく唾液の持つ性質で、食事によって低下するpHの変化から歯を守ろうとする役割があります。ここに各種の細菌が付着し、さらに糖分に含まれる材料を使って歯垢となります。歯垢中の細菌は、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続けます。さらに、ネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着します。(デキストランという物質が関与します。)歯垢の段階では歯みがきで取り除くことができますがやがて歯石に変化すると歯みがきでは取り除けなくなり、歯周病の原因となっていきます。歯垢の付着を防ぐには、糖分摂取後の、口腔内のケアーと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないこと。飲食後の口腔内のケアーに注意してください。 歯石とは歯垢が硬くなったものです。歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって出来ます。歯についた歯垢は、たった2日間で歯石になります。歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。 そのまま放置すると「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったんついてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、どんなに歯みがきをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。

口臭があります 原因はなんですか?

たいていの場合、口腔衛生状態が不良なために起こります。まず、歯医者さんで歯がきれいに磨けているか、ブラッシングをしても歯茎から出血しないかどうかを調べてもらってください。また、歯以外にも舌につている汚れも口臭の原因になると言われています。多くの方は歯は磨くけれども舌までは磨く方は少ないためです。舌の汚れを落とす際の注意事項は普段使っている歯ブラシで磨くと舌の表面についている味を感じる細胞を壊してしまうので舌専用のブラシで磨くようにしてください(薬局や歯医者さんで購入できます)。 大きな虫歯が治療されずに放置したままになっていないかどうかも確認します。虫歯の穴にプラークや食べカスが付着している場合があるからです。 また、唾液の分泌が減少している起床時や、鼻づまりなどの原因で口呼吸し、口腔内が乾燥している場合は特に口臭が強くなります。 当院では口臭検査機器があり口臭の度合いを数値でかくにんすることが出来ます。こういったことはあまり人から指摘されづらいことです。一度、検査を受けてみることをお勧めします。

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